無題14


19日は自分の地元に向かった。地元の大きなデパートでショッピング的なことをしに行ったんだ。
わざわざ地元に来る必要なんてなかったんだが、大阪と京都のちょうど間にあるし、
特に他に行くところもなかったので決まったんだ。
知り合いには特に会わなかった。
特に何かを買うわけでもないのに、適当に商品を見つつ何か話してた。
お昼御飯にお好み焼きを食べて、デパートを後にした。

快速電車に乗り、京都駅に向かった。JRの電光掲示板に遅れを表示する欄があることにはウケるんだ(何
2人掛けの椅子に2人で座れた。毎日大学へ行く時に乗っているタイプの電車に、
まさか一緒に乗っているとは・・・なんか変な感じではあった。
お昼だし、京都まで行く客のほとんどは新快速に乗っているので、乗車率は少なかった。
電車の中で2ショット写真をとってみたんだ(プリクラの画像を携帯に残せなかったので。。)
1時前に京都駅に到着。彼女の帰りの新幹線は1時32分発。あと30分ぐらいだった。

お別れをしなきゃいけないと考えると、ものすごい憂鬱になった。
今までも同じシチュエーションはあったのに、今回は特にひどかった。
すごい顔に出てしまって、彼女にも何度か指摘された。
流石にだらだら泣くわけにもいかないので、それだけは耐えていたんだが、
体の力が抜けすぎて、とても悲しい思いだった。

少しだけ京都駅付近をブラブラした。
歩く気力も正直かなりなくなってた。テスト前よりも、入試前よりも、面接の前よりも、
夏休みの最終日よりも、憂鬱だった。
このまま一緒に居たいって思いは確実に共通だったんだ。
でもお互いそれを抑えなければならないなんてのも同じように分かっていて、
どうすることもできない壁を感じる瞬間ではあった。
1時25分に意を決して、別れた。
新幹線の目の前まで行っても良かったんだが、調子に乗るとまずいし、彼女も止めたので、改札の前で別れた。

彼女が見えなくなるまでずっと立っていた。全く振り返ってくれなかったが、それで正解だったと思う。
自分も在来線のホームに向かった。
基本的に早足で歩くのが習慣についているんだが、このときは力が抜けきって、ものすごく歩くのが遅かった。

普通電車でまったり帰ればよかったのに、何も考えず電車に乗ったら新快速だった。
気がつけば地元の駅。電車の中で1通だけメールを交換した。

電車の中で席に座った瞬間すごい力が抜けて、ものすごい脱力感で、死にそうだった(
地元の駅についてからは、普段の5分の1ぐらいのスピードでしか歩けなくて、その場に倒れたいぐらいだった。
駅の改札から出て、自転車置き場に向かうまでに何本の電車が通りすぎたんだろうか。
自転車にのって、近くのダイエーで、大学の新入生歓迎会で必要なものを買ったりとしょうもない作業をした。
こんな脱力しているときにやるようなことではなかったはず。

家に帰ってもずっと憂鬱な感じを引きずって、一晩寝ても回復しなかった。
それでも月曜日だったので大学いって、だらだらと過ごす生活を送った。
また、課題やらレポートやらに追い込まれていくうちに憂鬱な気持はなくなるだろうと思う。

会った後も、相変わらず同じようなペースで彼女とはメールのやり取りをしている。
メールの内容も全く変わらない。
会ったときの内容も変わらない。

これが私たちらしさなのかもね

そういう彼女の言葉にすごく納得しちゃうんだ。




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