出会い

2008年の1月。世間がまだお正月のシーズン。
当時高校3年生だった自分はパソコンに向かい合っていた。
センター入試目前にも関わらず冬休みは趣味のネットサーフィン。
いつになってもネット中毒は治せない。
そんなある日、06年に見つけたネットラジオサイトで出会いがあった。

勉強の息抜きという名目でインターネットラジオを聞いていた。
素人でもマイク1つで簡単に放送ができる。そんなサイトだ。
彼女との出会いは本当のところはよく覚えていない。
どこかのラジオチャットで知り合い、スカイプのIDを交換して・・・
という流れであるとは思う。
まともに覚えていないあたり、出会いは最悪だったと言っても過言ではない。

初めてスカイプでチャットをしたのは1月の14日。
実は彼女の誕生日でもある日。特にそんなことは意識してなかった。
初めてチャットをする相手にも関わらず、適当な会話をした。
ネット上ではものすごく適当で乱雑な性格になる自分が表れていた。

1月はセンター入試や学校の定期テスト、私立大学の入試といろいろあった。
それにも関わらず、何かと言い訳を作ってはパソコンを起動していた。
そのたびにスカイプを開き、ラジオで知り合った人とチャットをしていた。
当然、彼女を意識していたわけではなかったので、彼女ばかりと話してはいなかった。
彼女とよく話をするようになったのは2月から。
どういうきっかけだったのかは忘れたが、入試の結果ぐらいは教えられる仲になっていた。

2月25日の国公立の前期入試が終わる。そのころからスタート。
3月に入ってからは、毎日チャットをしていた。
半端なく話があう。趣味が同じわけでもないのに。
1日の3分の1ぐらいをチャットや通話の時間にすることもザラにあった。
これだけ話してるのに、話が終わらない。
終わっているはずなのに続いているというわけの分からない現象だった。

3月の1週目ぐらいだろうか。自分の気持ちの変化に気付いたのは。
本当はもっと前から気がついていたのかもしれない。
とても話しやすい。
出した話題に全部ノってくれる。
今でも思うことがあるが、自分の思い通りに話が進みすぎている。
それだから逆に不安になることもある。
そんな不安な思いもいつしか話せるようになったんだね。
最初は他愛のない話だけだったが、真面目な話もできるようになった。
本音で話すことができる。
何故か話したくなる。
不思議な気持ちだ。今も。

気がついたら携帯のメアドを交換していた。
そして大好きだって言ってしまっていた。



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ネット恋愛!?

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