無題10


隣に好きな子がいるベッドの中ですぐに眠れるわけもなく、ぐだぐだ何かを話していたと思う。
いわゆるエッチぃ感情は自分にはなかった。
夜の話は、事前に話し合っていたので、その気になれば襲いかかれたのだろうが、
前日のバスでの移動や歩き疲れ、お酒の影響での眠気もあったので襲わなかった。襲う気もなかった。
ただ、無性に彼女に触れていたい感情はあった。抱きつくことぐらいはしてた。
布団の中でコロコロ寝返りをうってると、浴衣がはだけてきた。
何回か自分で直してたがめんどうになってきたので、彼女に直してもらうよう頼んでみたら、
何の文句も言わず結びなおしてくれた。
この辺りから自分の意識が飛んで、眠りに入っていた。 後々話を聞くと、
彼女が自分の上に乗っていたにも関わらず眠ってしまったらしい。

目が覚める、時間は分からなかったが、彼女の腕時計を見て確認したのか6時前だった。
彼女は自分に背を向ける形で横になっていた。
ちょっと近づくような感じで寝がえりをうってみると、彼女が振り返って目があった。
おはようのあいさつをしたのかしてないのか覚えてないが何か会話をした。
  「ごめww寝てしまったwww」「ちゃんと寝れた?ww」
適当に声をかける。少しベッドから出て立ち上がってみると頭が若干ふらふらしていた。
お酒が残っているのか風邪気味なのかは分からなかったが。

もう一度布団に戻る。無性に人肌が恋しくなって、彼女に近づいてしまった。
抱きついたり離れたりしてる間に欲情してきた。
気がついたらディープなキスも何度かしていて、変な誘惑に駆られているのに気付いた。
彼女の腕とか肩をツンツンしてちょっかいをかけていた。気持ち悪い(´・ω・`)

彼女が突然ジャージの上着を脱いでTシャツ姿になった。暑かったらしい。
すべすべの二の腕が見えたのでついつい触ってしまった。
布団の中で横向きで抱きついたり、くるくる回ったりしてるうちに、自分が上に乗ってる体制になってしまった。
彼女が目でキスを要求してる、キスすると自分がムラムラしてくるのが分かった。
何度かしてるうちにものすごい誘いに負けそうになった。
でも負けちゃだめだという理性がものすごい働いて、彼女に断りを求める。
  「俺も男の子だ、何をするか分からないぞ?もうやめとけww」
そんな忠告を何回しただろうか、5,6回はしたと思うが、彼女の反応は何でもされたいという感じだった。
特に勘違いしてるわけでもなく、
もちろん事前に話し合いもしてそういう覚悟ができていることも聞いていたので、誘いに負けた。

彼女の首元とか髪の毛とかいじってくすぐっていた。
くすぐったそうにする姿を見てニヤニヤしてた。気持ちが悪い(´・ω・`)気持ちが悪い
重要なので2回言いました。
こっからの行為はあまりお知らせするわけにもいかなさそうなので省略することにする。
最終的に自分は全裸姿。彼女はパンティーぐらいは残ってた。残らせました。お互いはイっちゃってませんよ?

気がつけば4時間半ぐらいベッドの中にいて、10時半。
ホテルのチェックアウト時間が11時だったので、もっと続けたかったけど・・・時間との都合で辞た。
シャワー浴びて汗を流して、チェックアウトの支度をする。
時間ぎりぎり11時3分前ぐらいに受付カウンターへ。危なかった・・・

ホテルを出て駅方面へ向かう。6時間荷物を預けられるコインロッカーへ荷物を押しこんだ。
バスで仙台城へ向かうことにした。仙台城行きのバスがちょうどバス停に止まっていたのだが、
そのバスがどこへ行くのか分からず乗らなかったら、すぐに行ってしまった。
次にきたバスの運転手さんに教えてもらった。とっても親切だった。東北の訛りの発音だった。
彼女が標準語すぎて、初めて東北の訛りを聞くから不思議に思った。それが当り前のはずなのに。

運転手さんに教えてもらった、次にきたバスに乗り、青葉城へついた。
神社でお参りしたり、伊達正宗の像(?)をみたり、ものすごい景色を見たり。
バスで山道を登っていたので少しは期待してたが、高いところで景色が良かった。
バスの中からずっと話をしていた。
資料館的なところを見たりした。全くおもしろくなかったが、彼女といるからか退屈に感じなかった。
歴史は興味ないことを改めて知った(
お土産売り場にこけしなどがあった。高かった(

山道を移動する。今度はバスじゃなくて歩いて。くだっていった。
車がびゅんびゅん走ってる道から反れ、木がいっぱいたってる歩行者用(?)の道に。
あたりには誰もいなかった。
彼女が急に立ち止まる。無性に抱きつきたくなって、その場で抱きついた。
ずっと触れあっていたかった。
朝のベッドの中のこともあるので早めに調子に乗らないように止めなきゃと思い離れる。外だし寒いし。
そのまままた歩き、博物館などを横切る。途中、茶室みたいな場所があった。
昔の良き日本をイメージする風景。 腰をかける場所があったのでそこに2人で座った。
気がついたらその場所で1時間ぐらい体を触れ合わせて話していた。
少しぐらい真面目な話もした。将来どうするんだろうね。
少しうたた寝しつつ、たまに人が通ったり風の音にびくびくしたり、人の目はさほど気にならなかったが。
時間は3時をすぎたぐらいだったか。
朝も昼も何も食べてないのでおなかがすいてきた。街に戻ることにした。





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