出会いにロマン?夢見るのもいい加減にしたほうがいい

まだ世間が正月のシーズン。
当時高校2年生だった私はパソコンに向かい合っていた。
特に目的もなくネットサーフィン。まぁいつものことだった。
そんなある日、あるサイトが目に留まる。
どんなきっかけでどうしてそんなサイトを見たのかは覚えていない。
単純な気まぐれ、だったんだと思う。



(らじろぐ…か。)



「ネットで簡単にラジオっ!」そんなキャッチコピーが書いてある。
必要なのはマイク1本。あとは登録すればなんちゃってラジオが出来る、と。
なんとなく好奇心みたいなものが沸いた。
マイクは幸運にもヘッドセット型があったから、その日のうちに登録。
…正直、いつ放送したのかは分からない。けど、なかなかいいもんだなとは思った。
その日から私の「らじろぐ」通いが始まる。
いろんなパーソナリティさんのラジオに行き、交流を深めた。
その時に、同じくマイクを使ってしゃべるソフト「スカイプ」にも登録。
これでラジオで知り合った人達と直接話をして楽しんでいた。






―そんな生活の中だった。彼との出会いがあったのは。





でも残念ながら…彼との出会いはよく覚えてないんだな、これが。
あ、うん、殴らないでね。私のせいじゃないっ。(蹴
どこかのラジオのチャットで出会ってー、スカイプのIDを交換してー。
という流れではあったような…なかったような…うーん…
よくありがちなパターンだと、出会い方が最悪なものってありますよね?
それすらもなかった出会い…むしろもう出会いなんてあるようでない…
なんて、今考えるとある意味最悪です…

さてさて、スカイプIDを交換してからどのくらい経ったのか…
ある意味出発の原点とも言える初チャットが飛んできたのでございます。
日付は1月14日。実は私の誕生日。
書いてみてちょっと運命を感じたのは内緒。(何



 彼「やほ( 」



第一声はこんなんでした。
一瞬誰だっけか?と思ってしまったけど…どんまいっ!
いや、本当に悪気はないんです…ええ、もちろん。



(中略)←影の都合により削除されました(mixiのときは公開してたよ!


(受験期にパソコンとは…)



これが本音だった気がする。でも気持ちは分からなくはなかったんだよね。
人のこと言えないPC中毒者の私。(蹴
でもいいんだよ、私はちゃんと受験期の後半はPC自重してたもんっ。
…そういう問題じゃないね、うん。
つまり…そこまーで、ふざけてるわけじゃないけど…
そこまーで、頭の固い真面目な人でもなさそうな雰囲気。
私の人間解析頭脳はその辺まで動いたみたいです。定かではないけど。

(中略)←mixiのときに読めなかった人はドンマイー^^

(チャットで初対面なのによくここまでいえるよなぁ…)
(面白いんだか分からないんだか…)



チャットを終えての感想。同時に彼の第一印象でもある。
その時はただそう思っていた。


―まさか、初対面での彼の冗談が本当になってしまうとは





―私も、そしてきっと彼も知らなかったと思う。


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自分自身のことは自分が一番よく分かっているようでそうでもない

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