これだから人生は面白い(前編)

改札へ向かう人ごみにまぎれながら歩くのも、毎日の通学では慣れている。
と言っても…まだ大学には何日かしか通っていないわけだけど。
通学状況は高校の時とはほぼ一緒だから、そんなに苦痛ではないという意味。
だけど…やっぱりまだバス通学には慣れない。
バスで満員は初めての経験だから…あれはまた地下鉄とは違う雰囲気がある。
…って、そんな話はどうでもよい。むしろ人に囲まれながらというところに興味はない。



私(だけど今は…やっぱり状況が状況だなぁ。)



改札に向かいたいけど…なんか、向かいたくない。
と言ってしまうと誤解されてしまうけれど、決して嫌なわけではなくって…
心の中で誰に弁解するわけでもなく焦っていた。

大きな改札口が前方に見える。鼓動が、早まっていくのが自分でもわかる。
それとは相反するように足はあまり動いてはくれない。無理矢理動かす。
ここには大きな改札が1つあるだけで、他に出入り口は無いのだと前もって聞いてある。
(集合場所もさっき決まったばっかりであるし、その情報を知ったのも1時間といかない前だけど。)
僅かながらにきょろきょろと改札の向こう側を見る。
なんとなく、同じように誰かを探しているような人がいて目に止まる。
よくよく見てみると、聞いていた服装と一致している。
服装、というよりもなんとなく雰囲気で分かるようにはなってきたから。



私(あ…いた…)



そう思ったのと同時に、なんとなく目があったような気がした。
気のせいであっても少し恥ずかしくなって手元の切符を見る。その文字がやけに現実的な感覚を引き起こす。

―さぁ、改札をくぐろうか。

切符を2枚重ねて入れて、新たな空間へ一歩を踏み出した。


 目の前には、彼がいた。



彼「どうも。」

私「うん。」




―2009年4月18日


朝から新幹線を乗り継いで、今、私は新大阪駅にいる。彼を目の前にして。
入学式も終え大学生になったばかりのタイミングで、どうしてここに来ることになったのか…
それは、3月に会って数日経った日に遡ることになるだろう。



―*―*―*―* ―*―*―*―* ―*―*―*―* ―*―*―*―* ―*―*―*―* ―*―*―*―* ―*―*―*―* 




「会いたい」



それが、3月に会って以降の通話の口癖だった。彼も、私も。
比較するのはすごく難しいわけだけど、多分1番遠距離って辛いと思った時期だと感じてる。
だから言ったじゃないか。自嘲気味に彼が言ったのを覚えている。
辛さなんて想像で分かった気になっていたにすぎなかったんだ。
痛みを知っていた彼と、知らなかった私。
その差があるのかと言われたら…まぁ、ないのだろうけど。
辛さを知っていたからと言って、この道を選んだ限りではそれを回避する方法はなかったのだから。
そこまでひっくるめて2人で歩んでいくことを決めたのだから、これも1つの試練、ではあるけれど…
口ではなんとでもいいように言えてしまうが、実際は地獄でしかないものだ。


彼「会いたいよ。」

私「うん…」

彼「じゃあ来てよ。」

私「とんでもないことを言うねw」

彼「新幹線のチケットでも送るから。今週末にでも…」


彼がお酒を飲んで徹夜をしてきたと言った時の会話。
冗談なのか、本気なのか…なんだかよく分からない。
そのぐらい悲痛な叫びにも聞こえてしまったし、何より自分がどうかしちゃってたんだよね。
会いたい、なんて囁かれてひらりとかわせるような余裕はどこにもありはしなかった。
本当にびっくりした。ここまで自分が苦しんでしまうだなんて…

そんな会話が何回か続き、それでも2人は思いとどまった。
もうすぐ大学が始まる。私は大学の都合で土曜日が講義で潰れてしまう。
会ったばかりなのにこれでは駄目だって、お互いの理性がそう語りかけた。
夏まで頑張ろう。1回ちゃんと話しあって出た結論はこれだった。
確かにそうだ。間違いはない。けど…本当にそれが我慢するべき理由になるんだろうか。
受験も終わった今、自重という言葉の意味がよく分からない。
自分には成すべきことというものが残っていなかったから。
そんな苦悩と言えるかどうかは分からないことになんとなく足を取られている気がしてならない毎日。
これが本当に柵(しがらみ)だったのかもしれない。どうすることもできずに、ただ、そこにいるだけ。




 ―それを導いたのは自重が融けたからなのか、理性で判断したのか。




大学が始まってから間もない日曜日のことだった。
土曜日の夜から通話をしていて、そのまま繋ぎっぱなしで朝を迎えていた。
今や寝落ちもそんなに珍しいことではなくなってきている。
(1度やってしまうともういっかとなる人間の心理は本当に恐ろしく感じてしまうものだ。)
どちらともなく起きだして、朝の挨拶を交わす。やっちゃったねぇなんて言いながら。

会ってから3週間ぐらい経っていたはずなのに、状況はあまり変わらない。
8月の時は会った後に通話など出来るわけもなかったし、むしろ忙しいほうへシフトしていく時期だったから、
多分自然と気も紛れたし、声を聞けない理由もお互い承知であったからそれなりに耐えられていたんだと思う。
今や何も我慢することもないし、大学は始まったとは言え忙しいとは言えないほう。
お互い暇となってはやることは1つしかないのだ。きっとそれが状態を助長してしまったのだと思う。

1度話し合って決めたとはいえ、会わないという決定におとなしく従えるほどの我慢強さは持ち合わせていなかったようだ。
起きぬけの会いたい、は相当応える。しかも連日の通話で果てしなく精神的に何かが弱っていた。
疲れた、とはまた違う何かが体を覆っている気分。

何かが起きることを予想していたわけではない。と、予め断っておこう。本当はそうだったのかもしれない。
彼がまだ布団で寝転がっている最中、私は布団から出てパソコンへと向かった。
そのままじっとしているのがどうしても耐えられなかった。
その間にも彼は囁いてくる。自重、という言葉も同時に残す。
私の中で確実に何かが揺れていた。どこか、自分ではなくなっていく、そんな感覚。

キーボードに込めた文字は「新幹線」。もし私が行くならこれを使うんだろう。
夜行バスでもいいのだけれど、彼があまりお勧めをしてくれなかったし、平日のことを考えるときつい。
(ただ1度は体験してみてもそれはそれで面白そうだとは思うのだ。)
まだ寝起きの頭は自重という言葉を飲み込むのに相当時間がかかってしまうらしい。
飲み込みたいと思わなかったのがそもそもの原因ではあるのだけれど、ここまで来るとどうでもよくなってくる。

サーチエンジンを媒介して新幹線の時刻表を眺める。
流石に旅行シーズンでもないから、空席は多く見受けられた。
これだったらすぐにでもチケットを取って4時間足らずで会えちゃうんだなぁ、なんて不謹慎なことを考える。
我慢することほど魅力的に見えてしまうものだ。その時も例外ではない。


彼「…会いたい。」


彼のつぶやきが、耳に届く。
どくん。心臓が跳ねる音が続けてリズムを刻む。
このタイミングであったから、私も制するということを端から除いてしまった。


私「…本気で言ってるの?」

彼「ん…」


いつもならここで自重という言葉を必ず出して自分から制止をかけていた彼。
それを聞いて私は、あぁ、そうだよねと残念そうに笑うはずだった。もちろん今回も。
だけど、ここにきて出て来た言葉は肯定にとれるようなものだったのだ。
否定の言葉はそれ以降も聞こえない。少しの沈黙が訪れる。


私「じゃあ…行こうかな。」

彼「…本当に?」

私「本気なら…行こうと思う。」


寝ぼけているわけでもなく、冗談で言っているつもりもなかった。
ここでやっと、本音らしい本音をきちんと伝えられたような気がする。
彼が否定してもそんなに苦い気分にはならないような、そんなすがすがしさがあった。
これで我慢しようと言われたら言う通りにするつもりだった。それしか出来ないと言ったほうが正しいか。


彼「会おうか。」

私「…了解。」


 ―今まで自重していたものが、一気に解放されていく


2つ返事(?)で会うことが決まってからは早かった。
出発は来週の土曜日の朝。帰りは日曜日の昼。
(前述に土曜日に講義があると言ったが、4月中はまだ土日が休みだったのである。)
待ち合わせは私の乗る新幹線の着く時刻に新大阪駅となった。
それが大体お昼頃と考えると…一緒にいれるのは24時間。
3月に会った時は大体36時間であるから、それを考えるときっとすぐに過ぎるんだろうなぁと思った。
それでも贅沢は言えない。会えるだけで、十分。

来週のことでもあるし、あまり時間もないので観光っぽいことは出来ない。
とりあえず大阪でもうろついてみようか、なんて話していた。
この際場所なんてどうでもよかったんだ。いや、いつもそうなんだけど…
ついこの頃まで自重だのなんだの話していたのに、今となっては会って何をするか話しているのだから不思議だ。
本当に言い続けていると何が起こるか分かったものじゃないなぁ…
そのぐらいの思いを彼に抱いているという証拠でもあるから、悪い気はしなかった。

泊まるホテルも早々に決めて(もちろん値段重視ですね、分かります)、彼が予約を取ってくれた。


彼「本当にいいの?」


予約を取る前に確認する彼。


私「うん、いいよ。」


と、即答する。
もう何も迷うことなんてなかった。
彼はその返事を受けて、ホテルの予約を完了した。


彼「…本当にいいの?」

私「予約しておいてまだ言うかw」


と、こういうやり取りが通話中何回かあった。
けど、私の答えは変わらない。行くと決めたらもう行くしかないんだ。
今更自重という言葉を掲げても無視する気しかない。そのぐらいの覚悟はあったんだと思う。


彼「別に家に来て泊まってくれてもいいんだけどねw」

私「流石にレベルが高すぎます…」


でも、いつかはそんなことあってもいいかなって。心の中で思っておいた。
言葉に出していたらどうなることかはあまり知らないけど、とりあえず黙っておく。
これでもまだ会うのは3回目。その時点で行こうとは思わなかった。(興味はあるけれど…で止まってしまう)

新幹線の切符は次の日に早速買うことにした。
ネットではまだまだ空席があるとは言え、自分の気持ち的にも早く手元に落ち着かせたかったに違いない。
善は急げ、とはよく言ったものだ。本当は気持が抑えられないからこんなことわざが出来たんだろうね。


彼「大丈夫?ちゃんと来れる?」


新幹線で行くことを最初に伝えていたのを受けて、後に彼が聞いてきた。
大阪と仙台は直接繋がっていない。1度東京駅で降りてそこから乗り換える必要がある。
もちろん新幹線に1人で乗るだなんて初めてだし、それなりに人は多いだろうし…
彼からの質問がある前に大丈夫かな、なんて心配を漏らしていたせいなのかもしれない。


私「だ、大丈夫だもんっ。」

彼「本当かなぁ。」


本気とも冗談とも取れるような返答。
彼なりに心配してくれているのか、それとも単に茶化しているだけなのか。
冗談が通じない人ではあるけれど、冗談が冗談に聞こえない時もたまにあるものだ。


私「貴方は私の親ですかw?」

彼「うん。」

私「(´・ω・`)」


…なんか、間違っている気がする。
そして決めた。絶対に問題なく着いてやろうと。(ここで闘志を燃やすほうも燃やすほうだとつっこむ人はいなかった)

それからは…当日が来るまで早かった。お互い大学もあり忙しかったせいもあるし、何より指折り数える日数が少なかったのも1つある。
私は約束通り次の日にきっちりと切符を買いに行った。
実は切符をこうして1人で買いに行くのも初めてだったので、若干緊張していたんだよ。
思ったよりも手続きは簡単だったことにびっくりした。世の中ってよく出来てるな…
手に入った切符は持ち帰って携帯で写真を撮った後に彼に送ってみた。なんか、ちょっと嬉しかったものだから。
いいもん買ったねぇ、なんて返事が来てさらに嬉しかったのを覚えている。

切符さえ買ってしまったら、あとは行くだけも同然だった。
親には適当に言い訳をこしらえることに。(こういう時だけ嘘が上手い自分でよかったと心底思う)
過ぎる日というものは、楽しみにしていることがあると都合よく通り過ぎていくものである。
あっという間に前日になり、荷物の準備もするのだが、これもすぐに終えてしまった。

布団に寝転がり、いつもみている白い天井を見据えて1人考えにふける。


私(本当に、私は行くんだろうか。)


彼のもとに行くのは今回が初めてであるけれど、やっぱり実感はない。
夜行バスに乗って来てくれる彼の気持ちが理解できた。
行く側も待つ側も、どっちにしろ実感なんて存在しないんだね。
予想通り、なかなか瞼は重くならなかったが、しばらくすれば意識は遠のいていった。




目覚めは良好だった。もちろんこれもいつも通りである。
目覚める時間帯が早いのもいつものことだ。これも慣れっこである。
すっきりとした気分で身仕度を整え、やっぱりいつも通りに早く家を出る。
最寄りの駅に向かうバス停前で彼にメール。
今から行きます、と自分で打った文字を見ても、やっぱりどこか現実離れしているような気がした。

いつもの手順で地下鉄の駅から仙台のほうへと向かう。ここまでは今までとさほど変わらない。
だけど今日は仙台駅からも飛び立つわけだから、無性にもなんかわくわくしてならないのだ。
(わくわくと同時に同じくらい不安な気分もあるから、そこまでいいものでもなかった。)
仙台駅のホームはそこそこ人通りがあった。休日だから、ラッシュに巻き込まれることはない。
ちょっと時間もあったので、仙台駅をぶらぶらと歩く。その傍ら、彼からくるメールも返していた。
やっぱり実感ないやとこぼすあたり似た者同士なんだろうか。
ぶらぶらするのも飽きたので、軽食と飲み物を買ってから、新幹線のホームへと向かうことに。

3月にあった友達との卒業旅行で、やっと久しぶりに新幹線の改札をくぐったばっかりだったのを思い出す。
そこから前をたどると…もう数年も新幹線になんか乗っていなかったことになる。
まさかこんな近い機会に1人でくぐることになるとは思ってもみなかった。
改札に2枚切符を入れて、新幹線のホームへと向かった。

新幹線のホームは仙台駅の2階部分にあたるところに位置している。
たまに外から見上げると新幹線が停車しているのが確認できるのだ。
ホームに入ったのが結構早い時間帯だったけれど、そんなに退屈はしなかったかな。(いや、実際してたかもしんない)
指定席だったから叶わなかったけれど、気持ち的にはホームにある東京に向かう新幹線に飛びつきたかった。

私の乗る新幹線が来たのはそこから20分ぐらいしてからだろうか。
自分の座る席を何度か確認して、新幹線に乗り込む。
窓側の席だったのでちょっと嬉しかったり何だり。

そこからあまり時間の経たないうちに、新幹線が出発した。
加速していく車体から望む景色を見て、あぁ向かってるんだなぁなんてぼんやりと思った。
トンネルではない限り、窓の外を見るのはそんなに退屈なことではなかった。
(もっとも、景色を本当に楽しんでいたかと言われれば怪しい。)
福島を通り、群馬、栃木を抜けて…東京へはあっという間に着いてしまった感じである。

ちなみに東京へ着いてからの乗り換えはこの時10分もなかったと思う。
新幹線同士だからきっとそんなにかからないだろうとは見込んでいたものの…
(彼が親切に提示してくれたホームの番号は予想通り近かった)
見知らぬ土地というのはやはりどこか不安を残す場所でもあるんだろう。

新幹線を降り、同じ乗客たちと紛れて階段を降りる。
次に乗る新幹線を確認して、電光掲示板を頼りに次の改札へ。
不安に思ってた割にはすぐに見つけられたし、時間としてもそんなにかからない。
1回経験してしまえば、次からはもう大丈夫だとほっと一息ついた瞬間だった。

新たな改札を抜け、いよいよ関西方面へと向かう新幹線のホームへとやってきた。
彼にメールを送る。無事乗り換えもできたんだからねっ。(それを強調して言った記憶はない)
乗車予定の新幹線が目の前に止まる。軽い清掃が終わるとすぐに乗り込んでいった。
ちなみに新幹線批評というわけでもないのだけれど、のぞみのほうがゆとりがあった席で私は好きだ。
(なんか微妙な趣味の音楽を到着間際に流すのだけはのーこめんとということにしておく。)

新幹線はゆっくりと東京を後にする。
ここまで来ると、本当に知らない土地に行くんだなと言う実感っぽいものを感じた。
東京にはまだ馴染みがあったものだから、あまり知らない土地と言う感覚はない。
そこから西へ行ってしまえば分からないも同然。
まぁ…あとは改札に行ってしまえば済む話だから、そこまで苦悩はしていないんだけれども。

窓に映る景色というのも幾分違っていたように思える。
ただ、あまりどこを走っているのかという目印がなかったから残念だ。
どこを通って目的地まで行くかは関心事でもあったからである。
まぁそれはそれでしょうがないよね、なんて思ってたり何だり。

ここでも時間は苦痛に思わずに進んでいく。
1時間を切ったところで多くなるメールのやり取り。
やっと実感がわいてきたのかは分からないけれど、なんとなくドキドキしている自分がいる。
目の前の景色は田んぼになっていた。彼の話だと、多分滋賀県だろうということ。
そうか…ここが滋賀県…
つまり、意外に距離はなくなっているということではある。
今更どうしよう、なんて思っていた。何をどうするんだって話だ。

機械的なアナウンスが京都を告げる。
ここまで来てしまえばもう数分で新大阪まで着いてしまうだろう。
メールのやり取りの早さは最大まで上がっていた。
見たら速攻で返す。会う直前というのはそんなものである。

(間もなく、新大阪、新大阪―)

アナウンスが聞こえた。いよいよだ…
まだ走っている新幹線の中で立ちあがる。
隣に座ってた男の子が挨拶してくれた。可愛い。同じく挨拶を返した。
乗車口のところまでそのまま歩いていく。
景色はだんだんと駅のホームへ変わっていった…

新幹線が駅に到着。
ホームに乗り出した身に、4月にしては少し暑い気候が迎え入れてくれた。
ここが新大阪かぁ…という感想より、率直に言うと気候のほうの違いにびっくりしていた。
西の人たちはたくましいなんて思った瞬間だったと思う。

あぁ、なんかいきなり緊張してきた…お腹が…
というのも毎度のことなので、焦らない。そういうことでは。
いつかはお腹も痛くならずに会いたいなぁなんて思っている自分もいたり何だり。
そんなことを思いながら、改札へと向かう階段を降りていった...



―*―*―*―* ―*―*―*―* ―*―*―*―* ―*―*―*―* ―*―*―*―* ―*―*―*―* ―*―*―*―* 



…長くなってしまったが、そこで一番最初のところまで戻ってくるというわけだ。
別にここまで回想しなくてもよかったのだけれど、書く人が書く人だからという理由で納得してほしい。


彼「1ヶ月ぶりかぁ。」

私「そういうことになりますねw」


最近までは思ってもいなかったことが実現した瞬間だった。
さぁ、これからの24時間…無駄にはできないね。



次回予告的なもの。



          「面白いものを持ってきたねw」


   ―「奇麗…」



       「流石に疲れた?」


―大阪の街へ繰り出す私たちに、迷いなどはなかった

「6,これだから人生は面白い(後編)へ続く...




―*―*―*―*
―*―*―*―*
―*―*―*―*
―*―*―*―*
―*―*―*―*
―*―*―*―*
―*―*―*―*



*ぼやき

前回は全く会話部分がなかったから、今回は多めにやってみたら…なんか、これはこれで違和感があることに気がついた。
適度って難しいねと知りました。香邊真香です。

ぶっちゃけ回想部分のほとんどがネットのことなんですよね。だからaのほうに振り分けてもよかったんだけど。
今のところの意向だと、aは会う前のネット交流ってことになっていきそうです。というかなってます。
既にネット交流は5か6ぐらいで終わって、7からはなんかもうちょっと違う視点からのお話にしている(つもり)感じで。
そのせいでおいっ!前半回想で終わっちまったじゃねぇか!なんて自分でつっこんでたりします。
まぁ、ここは回想あっての繋がりだったと慰めているんですけどね。
後半で全て書ききれるかとっても不安です。なんとかなるでしょう、うん。

あ、ちなみに補足しておくと…
aというのはネットであったこと、bというのは現実であったことです。
その先があるのかって?さぁ、それは自分に聞いてみてください。

自分で思い返してみたり、昔の文章(ここの件あたりのことは日記に書いてあるんです)を見ても、やっぱりこれでよかったなんて思ってます。
もし会わなかった時を考えてみたほうが逆に恐ろしいかったかも…ねw
後悔しないって自信はあったから、当たり前と言えば当たり前だったのかもしれません。

さてさて、無駄話はこれにて失礼いたしますっ。
次回は後編にてお会いしましょう。


ではでは…







続きはこちら↓

これだから人生は面白い(後編)

Page Top